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『The Dark Knight』

バットマンシリーズとして、だけじゃなくて、
今年の公開作の中でもいちばんの大傑作なんじゃないの?
と、前評判テッカテカで絶賛黒光り中の
バットマン最新作『The Dark Knight』を観てきましたよ。

いや凄かった。こりゃたしかに大傑作。

今回、絶対悪というか純粋悪というか、
とにかくバットマンを困らせるためだけに登場する
ジョーカー(ヒース・レジャーの演技)がずば抜けてます。
口唇の左右が切れてひきつれている、という設定だからか、
喋りながらときどき空気が抜ける音を出したり
セリフを言い終えるたびに舌をちろっと出してみせるのが
本当に気持ちわるくて、でも悪の魅力に満ちています。

Dark_knight_18

今回は“選択”というのが全編を貫くテーマになっていて、
たとえばジョーカーは、
「バットマンの正体」と「市民の命」どっちをとるか?
「友人」と「恋人」どっちを助ける?
といった選択を突きつけてきたり、
後半ではそれをさらにエスカレートさせて、
「市民を満載した船」と「囚人を満載した船」どっちを爆破する?
なんていう究極の選択もぶつけてきます。

あるいは、ブルース・ウェインの友人である検事が
いつもコイントスで運命を決めている、という描写なんかも、
選択することの意味を観客に問いかけているのでしょう。
そして、検事が運命の半分をむしり取られることになる後半の展開は
本当に見事のひと言でした。

バットマンとかとスパイダーマンとか、
アメコミ映画って1本の映画に悪役を複数出すでしょう?
あれって映画がごちゃごちゃしてうるさくなるから嫌いなんですけど、
その点でも『ダークナイト』でのトゥーフェイスは
あっと驚く出現の仕方をしていて、本当に見事でしたね。
(造型はサム・ライミっぽいけど)

ところで、どんな真面目な映画を観ているときでも
ついバカ場面を探してしまうわたしですが、
病院を爆破中のジョーカーが起爆装置の不調で
カチカチカチ……あれ? カチカチ、あれ? ドカーン!
というシーンがコントとして最高の間で爆笑もんでした。

あと、激しい攻撃をうけて大破したバットモービルから、
なんかヤケクソっぽいバイクで脱出するシーンも
たいへん微笑ましくてよかったです。

The_dark_knight

とりあえずこの2大名場面を胸に抱いて、
次回作(まだ続くよね?)を待つとしましょう。

付録:お薦め! よそ様のblogの感想集
「ダークナイト」を観ましたよ/よだれ一滴
俺の「ダークナイト」/ACID TANK
ダークナイト 鬼気迫る傑作/su1さんのはてなダイアリー
21世紀の「悪の華」-「ダークナイト」/THE KAWASAKI CHAINSAW MASSACRE
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映画「ダークナイト」/ラブフール

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